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平林寺の紅葉と盆栽美術館バスツアー

令和元年11月23日(土・祝) 参加者18名

 今回のバスツアーは、埼玉の紅葉の名所「平林寺」と武蔵一宮「氷川神社」、世界に誇る日本の芸術「盆栽美術館」を訪ねる旅です。


 平塚を出発する時は小雨模様でしたが、雨は上がらず最初の見学地「平林寺」は傘をさしての参詣になってしまいました。


 金鳳山平林寺(きんぽうざんへいりんじ)は、今からおよそ650年ほど前の南北朝時代に創建された禅寺です。13万坪以上にも及ぶ山内(さんない)には、見事に色付いた紅葉もあちらこちらに見られました。


 また、国の天然記念物に指定された武蔵野の面影を残す雑木林の緑や、雨に煙る松平伊豆守信綱の霊廟に立ち並ぶ塔頭にも古刹の風情を感じることができました。

 晴れた日にゆっくりと紅葉狩りをしたかったなぁ (>_<。。)


 冷たい雨の中、門前の茶店にかかる暖簾の「そば・うどん」の文字にグッと惹かれたものの、ここは昼食ブュッフェに備え何とか耐えました。

 

 続いて、2400年以上の歴史をもつといわれる武蔵一宮「氷川神社」を参拝しました。


 主祭神は、八岐大蛇退治で有名な須佐之男命(すさのおのみこと)と奥さんの稲田姫命(いなだひめのみこと)、それに六代目の孫であり娘婿の大己貴命(おおなむちのみこと)。大己貴命は、出雲大社に祀られている大国主命です。その他、広い境内のあちこちには、須佐之男命の御子神で倉稲魂命や宗像三女神、稲田姫命の御親神などが祀られており、一つひとつ御参りするには少々時間が足りませんでした。当日は、七五三参りで着物姿の参拝者であふれていました。

 

 次はお待ちかね、パレスホテル大宮のランチビュッフェです。


 当日のメニューは「ぐるっと東日本フェア」として、道産牛の鉄板焼きや青森の貝焼き味噌、埼玉県産野菜と栃木県産カンピョウの天ぷら等、各地の食材を使った和洋中の料理も勢揃い。個人的には、牛タンシチューとホテル特製カレーが一押しでした。

 

 お腹を満たした後は、日本を代表する芸術「盆栽 BONSAI」を鑑賞。「大宮盆栽美術館」は、2010年開館の世界初の公設盆栽美術館で、名品、優品をはじめ、盆器や水石、盆栽関連の資料等が展示されています。


 盆栽を観賞するには、盆器の中に凝縮された大自然の情景をイメージすることが大切だそうで、ボランティアガイドさんから、全体の姿だけではなく、根、幹、枝、葉という各部分の見どころも詳しく説明していただき、皆さん真剣に見入っていられました。


 特に正面からだけでなく、下から見上げて鑑賞するのもポイントだそうです。左の写真の盆栽も下から見上げると、右のようにまるで大樹の下にいる感じがしてきます。


 こちらの盆栽は、樹齢1,000年のもので、紫式部や藤原道長の時代から生き続けており、盆栽としても代々の盆栽師が200年は手を入れているそうです。とても今から始めても寿命が足りません。

 

 今回のツアーは、終日、雨に祟られましたが、由緒ある寺社めぐりと時代を超越した芸術品からパワーを貰った一日でした。