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天空の絶景スポット「千畳敷カール」バスツアー

令和元年7月20日  参加者34人

 菅の台バスセンターから路線バスに乗り換え、渓流添いの険しい山道を深い原生林の中を縫って登ること30分。シトシト雨が続く中、標高1,662mに位置する、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイの山麓駅「しらび平」に到着しました。


 ここから、標高2,612mの日本で一番高い所にある「千畳敷駅」までの高低差日本最高の950mを、約8分の空中散歩で到着しました(歩いて登ったらどんだけ時間がかかる?)。


 ホームを抜けると、雨空の中で頂付近が霞んだ宝剣岳と千畳敷カールが一望できました。まさしく絶景!! はるばる登ってきた甲斐がありました。旅の前日まで、千畳敷カールのライブカメラは、いつ見ても白一色だったので一安心 (^-^)。

 駅の軒先でお弁当を食べているうちに何と雨も上がりました!!


 腹ごしらえを済ませ、花回廊遊歩道のトレッキングに出発。

遠くに山々の稜線を、近くに雪渓や剣ケ池を眺めながら、石が階段状に敷き詰められた遊歩道を歩いてお花畑の中を一廻り。数々の高山植物も咲いていました。




カールで見られた高山植物あれこれ・・・

シナノキンバイ、コバイケソウ、チングルマ、コイワカガミ、ツガザクラ、???…



 ひと汗かいた後は、ロープウェイ駅に併設された日本一高い場所に建つ「ホテル千畳敷」のレストランで、駒ヶ根名物のソースカツ丼にチャレンジ。沸点が低い高山でコトコト煮込んだ自家製ソースを使用しているため、深みのある味わいが自慢だそうで、甘辛いソースに浸したカツが、アツアツ&カリカリで美味しかったです。

 食後のコーヒーは、こちらも日本一高所のカフェで、中央アルプスの雪解け水と、オリジナルブレンド豆を使用した「2612プレミアムコーヒー」。カツ丼もコーヒーも日本一高い場所のものだけに、値段もそれなりに高かった!!


 ホテルから下界の方向を望むと南アルプスの峰々が見渡せました。ここからは、日本の高い山ベスト3が一望できるということで、目を凝らすと、第2位の北岳、第3位の間ノ岳に並んで薄っすらと霞んだ富士山も見えました(^o^)v

 ロープウェイ、路線バスを乗り継いで山から下りる途中は霧の中。最後に「ビアンテさくら亭」でお土産を買い込み、帰路につきました。


 今回のツアーは、本当に天気が心配でしたが、無事に千畳敷カールの眺望が楽しめました。また、このビミョーな天気のおかげで、夏休み最初の休日にもかかわらず、高速道路は順調、最大2時間待ちも覚悟していたロープウェイもスムーズに乗車できました。

 参加者皆さんの強運に心から感謝します m(_ _)m。